SHIROHネタばれ私見

朝の電車の中でもやっぱりSHIROHについて考えてしまった…いろいろ解釈とかできる演劇って見たその瞬間だけではなく、後々まで楽しめるから好きだなぁ。
で、ネタばれ含む私見を少々。


シローちゃんには羽らしきものがあり、四郎にはなぜ無かったのか。についての自分なりの考え。
他人のために歌うことを知らなかったシローがリオやお蜜に導かれて、他人のために歌うようになる。そしてその最期はキリシタンたちの希望の対象として殉教する。いわばパブリックな存在として神の声を使い、そして死んだ。
一方、四郎は神の子としての力は失われているが(多分、失ったと思い込んでいるだけ?)キリシタンたちをどう率いていくかに腐心する。そんな四郎が神の子の奇跡の力を自ら望んで発揮したのは、寿庵を助けるため。つまりプライベートな存在として奇跡を起こし、死んだ。
シローちゃんの羽は、シローちゃん自身がどうというわけではなく、神の子とあがめ奉るキリシタンたちにはそう見えたということなのかなーと思ったわけです。
まあ深読みのしすぎと言われればそれまでなんですけどね。